topimage

2017-02

レンディの帰国 - 2017.02.19 Sun

気のいい、やつだった。
陽気で、どこか憎めない、いい性格の持ち主だ。


あんだけ親方に怒られたのに、その後の作業では揚々とお尻を振りながら歌っている。
このアホと言いたくなるが、そんなレンディーにはどこか人を和ます力があると感じていた。

ブログでは、たぬき、たぬきと書いていたが
本名はアグン レンディである。

8人目のインドネシア研修生


彼は、どちらかというと、心配な研修生であった。


なぜなら、1年生の頃から、全然日本語を勉強しないからである。
彼の先輩達もレンディーは歌ってネットサーフィンしかしてないと嘆いていたぐらいだ。


そんなんで、3年生になっても無事に仕事ができるのか、親方の逆鱗に触れるのではないかと心配であったが
なんとか3年間を無事に過ごせたのであった。


レンディーとのエピソードといえばやっぱ音楽だろう。
一緒に村のお祭りで演奏したこと、彼はベーシストとしてバンドに安定を与えてくれて、やっぱり彼無しでは成り立たなかったなと思う。

そして、彼は練習のとき、いつも笑顔なのだ。
そんなに演奏ができるのが嬉しいの
ってぐらい笑顔なのだ。

だから、こっちも自然に笑顔になり、楽しくなってしまうのだ。
ほんと不思議な奴だ。


そして、そんな彼は、演奏の時だけではなく、いつでも楽しそうにしていた。

3年間、なんでいつもそんなにニコニコしていられたのか不思議でならなかった、気づけば歌っているし。
そして、気づけば一緒に歌っている自分もいる。




彼は帰ったら、農家になるのだが、将来的には政治家になりたいらしい。
インドネシアの政治に関して、全くわからないし、彼が政治家になれるかわからないが。


人を和ますレンディーには、人を惹きつける魅力があるのではないかな。
もう、僕には、何もしてあげられないが、彼のこれからに期待である。










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子ザルの奮闘 - 2016.06.22 Wed

農園にやってくる研修1年目のインドネシア人の子はいつも静かだ。
それもそうであろう
日本に来たばかりなのだから、言葉がわからず喋れないのだ。
そして、今年の一年生(子サル君)もいつもと同じように静かなのだ。

子サル君はあまり、喋らないのだが、スイッチが入ると奇声をあげている(多分歌っているだけなだろうが)
そのさまが子供のサルのように見えるからこのブログでは子ザルと呼ぼう。
さて、その一年生は最初のうちは全然喋れないから、話す内容に困る時もある。
そんな時、実は言葉の分からない者同士、直ぐに盛り上がる話がある。

それは下ネタだ。
それは、2年生、3年生になっても変わらないのだが。

研修3年目のタヌキと2年目のポパイと研究話や仕事の真面目な話をしている時は1年目の子ザルは静かなのだが、誰かが下ネタの話をすると子サルも嬉々として入ってくるのだ。

なぜなら、下ネタは単語だけで、意味が伝わり、簡単に笑いを取れるからだ。
なんで外国人なのに、そんな言葉を知っているのかってな具合に。

そういえば、僕もボリビアにいる時には、下ネタばかりだった。むねは日本語で何と言うのかとかおしりはとか。
あの時は、こいつら、なんて下ネタが好きな奴らなのかなと思ったのだが、どうやら、言葉があまりできない僕にとコミュニケーションをとろうして話題をふってくれてたんだなと、今は思える。
子ザルが僕と話そうと頑張っているさまが伝わってくるからだ。

さてさて、そんな子ザルと話す時に、僕はよく聞くようにしている事がある。
昨日は何を勉強したのと。
昨日勉強した事を話す事で、反復練習になればと。
自分も外国語を覚える時に、どれだけ繰り返し、覚えた単語を思い出す事ができるかでその単語を覚えられたからだ。
そんなぼくの質問に、子ザルみたいにクネクネとしながら子ザルは答えた。
子ザル「きのうはかんじをべんきょうしました」

僕「お、凄いね、なんの漢字おぼえたの」

子ザル「えっと、山」
僕「山」
子ザル「川」
僕「川」

子ザル「大同」

僕「大同!!?!$!!?」
「おはよう」と言ったら「おはよう」と帰ってくるのが当たり前なのだが、
「おはよう」と言ったら「僕、ガンダムになりたい」といわれて、一瞬戸惑う、雰囲気が流れた。
普通なら、山、川ときたら、木とか人とか、もっとこうあるでしょ、基本的な漢字でくるでしょと、思い込んでいたからまさかの大同である。
ちなみに、大同とはうちの農園と取引している、大同青果さんという取引先のお店の事だ。
多分、仕事で、大同と書かなくてはいけないから、人や木よりも大同を先におぼえたのだろう。まさかの大同発言で、失笑はしたものの、一生懸命頑張っているんだなと感じるエピソードどであった。
その翌日、お昼休みに、彼らの部屋でご飯を食べているととあるものを見つけた。

どれも、農園で仕事に使う漢字ばかりだ。
こういった頑張っている証をみると応援したくなるものですね。

アサヒ一本 - 2016.04.29 Fri

今年度から3年生になった、インドネシア人研修生の話をしよう。


いつも笑顔で、明るい子であり、
どんな時でも、彼の周りにいると、なんか楽しくなる。そんな雰囲気を作り上げる、研修三年目のタヌキくん(体型がタヌキみたいだから)

彼は、今年から、僕の担当している野菜部門の方へと、移動してきた。

ちなみに、うちの農園では、3年目になると必ず、僕の方の部門へ来ることになっているのだ。

僕の方というより、親方の方なのだが。

その親方の部門、必ずといっていいほど、みんな叱責される。

というか、怒鳴られるというか、雷が落ちるというか

まぁ、親方の部門の仕事に慣れていないから、親方の意図している事を図り損ねて、または、言葉が聞き取れなくて、違う事をしたり、見当違いの事をしたりと、地雷を踏んでしまうからだ。


そんな、怒られてばっかりのタヌキに、僕は、なんで怒られたのかを、その後、説明したりしているのだ。

親方が何をして欲しいのか、今、仕事の中で何をすべきなのか、日本語が聞き取れる、聞き取れないという前に、今何をすべきか、自分で考えて仕事をしてみよう。

それで今の場合はね、、、

という具合に



タヌキがこっちの部門に来てからは、こんなやり取りが頻繁に行われるようになったのだが。


そこで、ふと、思いだしたのだ
自分も昔は、よく怒られたなと。

怒られまえと、必死に試行錯誤していた事を。





農園に来て、1年目の時の事だ。
露地の畑を作るのに、肥料をまく仕事を当時から、親方と一緒に行っていた時だ。


親方が、「アサヒ一本」を持ってきてと、怒鳴っているのだ。

機械音が大きくて、声を張り上げないと聞こえないから大声を出しているだけなのだが、その一声にビクンとからだがこわばった、僕は「ハイ」と威勢のいい返事をして、飛び出していったのだ。


アサヒ一本、アサヒ一本?、アサヒってなんの事だ?


飛び出したはいいものも、アサヒはいったいなんの事なのかわからずに、来てしまったのだ。

これは、かなりまずい事である。

電話して聞こうにも、機械音がうるさくて着信音が聞こえないから出てくれないし、


戻って、アサヒって何ですかって聞こうもんなら、怒号の嵐、雨あられ。
それだけは、絶対できない。

しかし、アサヒって何なのか、全くわからず、誰かに聞こうにも、小屋には誰もいない。

これは、非常にまずいと思い、親方が必要とするアサヒとは何なのか、全神経を集中して考えたのだ。


うーん、親方は何を求めているのだろうか、、、アサヒ、、、

僕の思いつくアサヒはビールなのだが、まさか、昼間っからビール飲むはずはないよな~

でも今日は暑いし、親方なら飲みかねないかな。でも、冷蔵庫にアサヒビールがあるはずがないだろう。

と思いながらも、飲み物用の冷蔵庫を開けると、あるではないか、キンキンに冷えたアサヒビールが。

何だ、アサヒビールでよかったんど。
よし、よかった一件落着だ。


と思い、アサヒビールを、持って親方の元に向かったのだが、途中で大切な事に気づいたのだ。

親方はキリンラガーしか飲まない、このアサヒビールは絶対違うと。

親方はビールを求めているのではないと。

普通に考えれば、ビールであるはずがないのだが、考えすぎのあまり、危ない事をする所だった。

仕事中にビールを持っていってたら想像するだけで、末恐ろしい


さて慌てて、戻る僕は再び思考の渦に飲み込まれていく。
アサヒ、アサヒ、アサヒ。


親方と僕は、今、何をしている。
肥料を撒いているではないか。
なら、肥料に関するものかもしれない、では肥料置き場を見てみようではないか。

早く帰らないと、催促の電話がなってしまう事に、焦燥を感じながら、慌てて小屋に戻ってきたのだった。

そして、肥料袋の確認をすると、奥のほうにあるではないか、数は少ないが、その袋にアサヒと書かれている袋が。

ホットした。
あの、車と車がぶつかりそうになって間一髪、当たらなかった、あの安堵感が、アサヒという、肥料袋を見つけた事により、僕の心が満たされたのは言うまでもなかった。


そんな、最初の頃の僕も、どうしようもない、思考や失敗を経験してきた。冷静に考えればもっとスムーズに考えられるのだが、それを考えられるだけの知恵が当時はなかったのだ。



それを思うと、今のタヌキ君は僕の1年目の時のようなんだろうなと。
時間がかかるが、少しづつ、タヌキ君も失敗しながら考えながら、仕事に励んで、頑張っていって欲しいのである。








しりとり - 2016.03.09 Wed

「将軍」

その言葉を言った後

二年生になったポパイが、にんまりと勝ち誇った顔をしていた。

そう、僕はインドネシア人相手に、しりとりに負けたのだ。


事の発端は、ポパイが、最近、はやく寝てしまうという何気無い会話から始まった。

ご飯を食べたら眠くなる。勉強してないとの弱気発言だ。

以前のエントリーの続きでもあるのだが、ポパイはあれから、ゲームをする時間を減らして、日本語の勉強を頑張っている。

しかし、最近は疲れているから、寝てしまうという事を愚痴ってたので、少し喝をいれたのだ

そしたらポパイは
「しりとりやるのは大変」
と言い始めたのだ。

急にどうしたポパイ
しりとりがそんなに大変か、いや外国人にとったら、日本語でのしりとりは大変だよな。

というか、しりとりを知っているのか
、いつの間にそんな単語覚えたのか。


実はポパイは
「しりとりやるのは大変」ではなく
「一人でやるのは大変」と言っていたのだ
がそれを聞き間違えて、話はしりとりって何という話に

そして、ポパイは
しりとりの説明をすると面白そうにやりたいと言い始めたので、しりとりをすることになった。

僕「うし」

ポパイ「しんごう」

僕「うさぎ」

ポパイ「きれい」

僕「はい、ダメ~、形容詞は使っちゃダメだよ~

ポパイ「え~」

という流れで、動詞も、そして最後に
「ん」という言葉で終わってはダメと教えた。


そのあと、日本人対インドネシア人だから、僕には絶対勝てないから、インドネシア人同士で日本語の勉強をする時にでも遊びながらやってねと伝えたのだ。

しかしポパイが止まらない。
果敢に勝負を挑んでくるのだ。

ポパイ「しらな」

僕「奈良」

ポパイ「ラーメン 」

僕「ポパイの負け~」

ポパイ「あ~~」


てのを何度も繰り返しているうちに、これは、ポパイに色々な単語を教えるチャンスではと思い始めたのだ。

こんだけ、やる気になっているし
ここで、普通にしりとりをやるよりも、彼の知らない単語を言って覚えてもらおうと思いはじめたのだ

簡単だが、必要そうな単語、だけど、知らない言葉ばかりだと、ゲームの流れが悪くなるので、それなりにポパイの知っている言葉をとごちゃごちゃ考えながら、しりとりに挑む事にした。


僕「子供」


ポパイ「もの」


僕「農業」


ポパイ「うし」


「しん、、、」いや待てよ、一番最初のゲームに信号って出たな。

ここは同じ言葉を使うより、なにか他の言葉を使ってみよう。

醤油、いや、これはありきたりだし、絶対ポパイも知っているから、もっと違う言葉だ。

その時、ふとイラの事を思い出した。
彼は1年前に帰国した、インドネシア研修生だ。そして、彼の3年生の時のあだ名を思い出したのだ。

そして、ポパイはその言葉知ってるかな、多分知らないだろうな、よし、教えてあげよう。そして、イラのあだ名だったんだぜと言う話もして、その場を盛り上げようかな

という事を、瞬時に考えて出した単語は

「将軍」


日本人として恥ずべき、屈辱的な敗北をしたのであった。







ジャジャ ヘルディアンという男 - 2016.02.20 Sat

農園たやーず(仮)の不動のボーカル。
クマさんことジャジャンが帰国した。
彼は、最後の一人だった。
農園たやーず(仮)の名曲
「農園たやのうた」を作った、4人のうちの一人のだ。
「農園たやのうた」は農園で作ってる野菜をリズムにのせて歌う歌だが、その歌詞の中に、チンゲン菜という箇所がある。
ちなみに、ルッコラや水菜やらなんやらと歌うのだが、このチンゲン菜のパートだけは、ジャンじゃなきゃいけないのだ。
この曲は、ジャンが一年生の時に、スキーに行く車の中でたまたまできた曲なのだ。
僕の車には、ジャン、ワント、北野君という、農園たやーず(仮)の初期のメンバーが乗り合わせていた。
みんなでギターを弾き、歌いながらの道中、何がきっかけで始まったのかは忘れたが、農園の歌を作ろうという話になったのだ。
さまざまな野菜を列挙しながら歌っていたのだが、その中で、ジャンの発したチンゲン菜というフレーズが歌詞とメロディーの絶妙なフィット感を醸し出していたのだ。
このチンゲン菜が最高に良かったから、歌作りが盛り上がり、その場で「農園たやのうた」が完成したとも言っても過言ではないほどに。
だから、ある意味「農園たやのうた」の生みの親はジャンであり。どんな場面でも、メンバーが変わってもチンゲン菜のフレーズだけはジャンが歌わなければ、それは
本来の「農園たやのうた」ではなくなってしまうのだから。
だからジャンじゃなきゃダメなのだ、この曲を一緒に歌うのはジャンじゃなきゃ。
僕は、ジャンを素晴らしい人だなと思っている。
それは彼が彼の父へ対しての尊敬の念だ。
ジャンは一人っ子だ。両親は離婚してお父さんと二人で暮らしている。
彼は、お父さんの言うことをしっかりと守るのだ。
そこには、親父が怖いから言う事を聞くというわけでもなく、ただ従順に言われた事をこなす人形でもなく。
父親に対しての尊敬の念から、自発的に、父親の言葉の意味を理解して行動をしてるのがジャンなのだ。
そんな彼だらこそ、帰国して頑張っているのを素直に応援したいと思う。
寂しいのは変わらないが、彼らは毎年、日本に来ては帰っていく。
だからこそだろうメンバーが変わろうとも「農園たやのうた」を歌うたびに、僕はチンゲン菜の響きとともにジャンを思い出すのだと思う。

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プロフィール

Author:ゴンベイ
ド~レ~ミ~ってちゃんと歌っているつもりなのに、人からは音外れてるよって言われるんだよね。トントントンってちゃんとリズムを刻んでるって思うだけど、人からは段々早くなっているよって言われるんだよね。でもメロディーもリズムも人それぞれ違うもんだと思うから、人と合わせて調和をとることが大切。そんな私のハーモニー、このブログで奏でていきたいと思う。

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