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2017-05

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出発直前そして標高4000mの世界へ - 2015.06.22 Mon

合格から出発まで一年近くたってしまいましたがとうとう今日、ボリビアに飛び立ちます!

今年の年末や新年にお世話になった皆さん、ありがとうございました。

皆さんから頂いた思いを胸にボリビアで頑張ってきます!


行ってきます。


追記

というエントリーを最後に書いて、ボリビアに行きました。
確かこの記事を書いたのは、成田エクスプレスの中で、成田空港に向かう途中でした。

出発直前、両親と学生時代の寮の同期と後輩が見送りに来てくれたのを今でも思い出します。
仕事がある中で、時間を作っていてくれたのは、とっても嬉しかったな。

そして、この時思っていたのは、これからどんな生活が待ち受けているのかというワクワク感でいっぱいでした。

今でもこの時の事を思い出すと胸が高まります。

さてさてその後、標高4000mの世界では、色々あったな。
そして最後の総まとめ的な事を書かずに、標高4000mの世界を終えてしまったのでいずれその事は書きたいと思います。

なぜ書いてないかって、それは未だに、なぜ自分はボリビアに派遣されたのか、自分の中でまだしっくりきてないからなので。
そのうちわかる時が来るのを期待して、この一連のエントリーを終了したいと思います。
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ちょっと嬉しかった事 - 2015.06.20 Sat

昨日、地域の陸上競技大会に助っ人として参加してきました。
助っ人というより、研修所の上司に無理やり出さされた感があるけど.......

成績はといいますと、個人種目で800mと1500mに出させてもらって見事両方とも
一位を獲得しました。他のメンバーも奮闘して一般男子(20代)優勝を勝ち取ることもできました。

たかが地域の陸上大会といわれればそれでお終いですけど、個人的には少し、いや、とっても嬉しかったんです。


宮古島はスポーツの盛んな地域で、島民の運動能力がとても高いですよね。
普通に中学の公式ぐらいのレベルのタイム出すんですよ。
わざわざ出場して、惨めな思いをしたくないから、出るのは嫌だったんですけど、これも地域との付き合い、
それにチームのオジイ、オバアの期待をむげにできず、
私情は捨てて参加することにしました。
 

それと、陸上競技大会に出たくない理由にもう一つあります。

それは、少し昔の話です。こう見えても、わたくし、元陸上部で、足が速かったんですよね。だから、走るの好きでした。

しかし、中学、高校の時に痛めた、太ももが、大学一年の光ジュ大運動会で、肉離れになってしまったのです。
それからというもの、肉離れは慢性化してしまい、二度とトップスピードで走れなくなってしまいました。


今では、同期の話の中では運動会で肉離れになった事は笑い話になってますが、
未だに、足も心も癒えぬ傷となっています。

幼稚園の時から、リレーの選抜選手で、運動会ときたら、
自分を輝かせる、かっこうの舞台だったんです。

言い換えれば、僕にとって、足の速さは、佐藤高央という人間を表現するための
最大の能力だったんです。

それが、奪われたとき、私という人間から自分を形作っているパーツを
根こそぎ削りそられるような悲しみに打ちひしがれました。

しかし、いつまでも悲しんでいてはいけない、解決の糸口は見つからないから、
その事について、心の奥にしまい込み、考えないことにしようと決めました。


しかし、再び、考える機会が回ってきたのが、今回の陸上大会です。
ビリになって皆をがっかりさせたり、怪我して迷惑をかけるのが嫌だった、
というより、昔のように、走る事ができなかった自分をみるのが嫌だったので、
短距離は選ばず、中距離を選びました。

それでも、走ることをやめた、自分は中距離すらも満足に走れる気は無く、当日でも嫌な気持ちのまままでいました。



しかし、本番にトラックに立った瞬間、気持ちが高揚していくのを感じたのです。

暑い夏の日も、寒い冬の日も、走り続けてきたトラック、練習きつくて嫌だった日もあったけど、走ってる時は、体が軽く、
このまま走っていったら飛んでいけるんじゃないかって思えた事もあった。今は昔のように走れないんだよって心の中では
わかっているのに、足が、足が、早く走りたいって、急かしてくる。
僕自身は走る喜びを忘れてしまっていたけど、足は未だに、走る喜びを覚えていたみたい。

何年かぶりに聞いた、ピストルによる合図、僕はまた、走る楽しさを知ることができた。



1500mの競技が終わった後、見た目弱そうな私が、最後の100mあたりで、
スパートをかけ、二人を抜き去り、堂々の一位になりました。
その状況は観衆を湧かせたらしく、一躍、有名になり、「農大のアフロ」という異名が付けらたみたいです(笑)
(解説:私は、東京農大の宮古亜熱帯農場で研修を受けています。半年以上、髪を切ってないので、頭がアフロみたいになっていることから、農大のアフロと呼ばれたみたいです。)

「まさか、あの状況で抜くとは思わなかった」「君が抜いたのはトライアスロンに毎年、出ている人だよ」「感動した。」
沢山のお褒めの言葉をもらえたのは本当に嬉しかったです。
なにより、走ることで、褒められた事が。

嬉しかったな、子供の頃、先生や周りの大人に褒められるように、無邪気に喜びを感じていました。
だけど、かつての速さが出ることは無かったです。ラストスパートでもこれ以上速く、走ろうとしたら肉離れになってしまうのを
感じたからです。
やっぱり、もう二度とトップスピードで走ることはできないんだな。
しかし、速くは走れないけど、長くは走れるんだ。
僕にとって新しい、走りの喜びを見つけました。それがなによりも嬉しかったことです。

来週も助っ人で今度は5000mを走る事になっているので、地域の人と交流しながら、楽しんで走ってきます。


p.s
ウミブドウ、海草なんだけど、これまた不思議な食感、口の中でプチプチ弾けるんだけど、それがまたなんともいえない。
丼に海苔とウミブドウをふんだんに乗せて、ちょっと辛めのわさび醤油をかけて食べるのがめっちゃ美味い。

気付けば残り一ヶ月きってるじゃん - 2015.06.18 Thu

5月からずっと夏が続いていて、暑さにはたいぶ慣れ、滝のように汗をかくのが心地よくなってきた今日この頃。


地域の人達ともスポーツ大会を通じて仲良くなり、さあ、これからって時なのにもうすぐここを出なくてはならないのです。


半年は短過ぎだ。
農業やるにしても、人と触れ合うにしても。

ても、この半年間は十分に充実していたな~

残りの日々も悔いのないように過ごそう!




話しは代わるんですが農業やってて良かったなって思う事があったんです。

それはお年寄りと話せる事。だいたいじいちゃん、ばあちゃんは農業やってるから農業という共通の話しができるんですよね。50も離れた人と普通は共通話題がないから、一方的に話しを聞くだけで終わってしまうけど、農業のおかげで話しが盛り上がるですよ。

それから、昔の尊い経験を聞かせてもらったり、わかかりし頃の恋の話しだったり。農業という話題を切り口にして色んな話しを聞かせてもらってます。

今更ですけど、お年寄りと話すのがこんなに楽しいとは知りませんでした。

生きる歴史、経験の宝庫、人生の見本。

じいちゃん、ばあちゃんともっと話したいですね。



P.S.
シマラッキョ、ここに来て、はまってしまいました。ラッキョの小さいバージョンなんですけど、味噌つけて食べると最高にうまいですよね。
あー、毎日食ってても飽きないは。

雨宿り - 2015.06.16 Tue

ただ今作業中、だったんだけど突然の雨。

雨降る予報じゃなかったから、雨支度はしてないし、自転車で移動してるから帰れないし。

仕方なく、ハウスで雨宿り。


そしたら、仲間がいました。野良犬です。
今、隣にいるんですよ。

なんか変な感じ。
野良犬と雨宿りなんて。

雨降られた瞬間は計画狂って最悪と思ったけど、野良と雨宿りしてたら、まっ仕方ないかと思えてきました。

やる事できないし、この状況が滑稽だったので日記書いちゃいました。

宮古の雨はゲリラ豪雨みたいなのでそのうち止むかな。

それまで、野良犬とゆっくりするか。

月の下の美人に出会って - 2015.06.14 Sun

農場へ向かって自転車を走らせている。昼間と違って夜は涼しいから気持がいいのであるが、時刻は正午0時を回っており、さすがに眠い。目的のハウスまで10分かけて到着。

ハウスに着くと、小動物が動く音がして、毎回ドキッとさせられる。正体は蛙なのだが、
宮古には、さそりやヤシガニといった毒を持っている珍獣がいるので、その正体がわかるまで、毎回ビビらされているのである。


蛙であるという確認が済んだ後、ボカシ肥という手作りの肥料の管理を行うのだが、最近調子がおかしい。
ボカシ肥は菌を使って発酵させるのだが、その発酵熱の上がる具合が速いのだ。熱が上がったら、切り返しという作業で、適温まで下げてあげる。必ず熱は上がるので、一日に一回切り返しをする。
普段は1回、多くて3回でいいのだが、今日に限って5回も切り返しをしている。

 

これで、ボカシ肥を作りはじめて三回目。過去二回は失敗し、それを踏まえての三度目だったたが、また、同じ所でおかしくなり始めた。量を変えたり、切り返しの回数を変えたが、原因は別の所にあるようだ。


 宮古に来てからというもの、農業に関しては失敗続きである。唯一成功してるのは、ダイズぐらいだ。去年、茨城での農業は、畑は肥えてるし、気候もいい。初めて農業をやる人にとっては、うってつけの場所であった。
しかし、ここ宮古は中級者編である。農業地理学で分類すると、夏場の宮古は農業生産限界地域である。ただ、輸送システムや灌漑施設がかなり整備されているので、実際は農業生産限界地域に分類されないが。気候に関しては申し分なく農業生産限界地域であろう。

 何度も失敗を繰り返していると、心が折れそうになるのだけど、これから派遣される地域は本物の農業生産限界地域、農業上級者編である。こんな所で負けてはいられないと、ガムシャラに頑張っているのだが。さすがに今日は、ボカシ肥の5回の切り返しで、朝5時から、正午0時以降まで起きているのは疲れる。プラス、失敗という現実を突きつけられるのだからなお更だ。

ボカシの管理も終わり、ライトも点かない自転車に足をかけた瞬間、月明かりに照らされた花に目を奪われた。夜にしか咲かない花として誉れの高い、ドラゴンフルーツの花(サボテンの花)、月下美人である。


話には聞いていたが、こんな所で見れるとは思ってもいなかった。
大きさは、私の手の大きさよりも大きい。がく片が長年延ばし続けた爪のように長く、自分の知られたくない部分を抉じ開けられてその中身をえぐるかのように開いている。逆にがく片の中に咲く白い花は布団に入り込んで眠る前のあの安堵感に似た感覚を
を思わせるように、ふんわりと咲いている。

対極的ながく片と花びら、醜い魔女と美しい姫との間の人間関係を感じさせ、見るものをその物語に引き込んでしまう魅惑がある。
この相反する二つが両立して同じ舞台に立っているからこそ、この花の美しさがより際立つのかもしれない。

月下美人は夜に咲き朝には萎んでしまう。たた数時間しか咲かずその生涯を閉じてしまうから、月下美人を見て魅了された人々は、次の日には萎んだ花を見て、失恋にも似た感情を感じるのであろう。そんな事から花言葉は「はかない恋」であるそうだ。
 
  
 しかし、なぜ月下美人は夜に咲くのだろうか。それには月下美人の受粉形態が大きく関わっているようだ。月下美人は他家受粉をする。月下美人の花の蜜を食べた時に身体についた花粉を別の株の月下美人にもって行き、また蜜を食べる際に雌しべに付けてくれなければ着果しない。その際に花粉を媒介してくれる花粉媒介者が必要になってくるのだが、花粉媒介者は浮気もので別に美味しそうな蜜のある花があれば、そちらに行ってしまうのだ。

それでは、種の存続の危機になるという事で月下美人は信頼のおけるパートナーを見つけたのだ、蛾とコウモリである。
知っての通り蛾とコウモリは夜行性である、そんな彼らの習性に合わせて、月下美人は夜に咲くようになったのだ。


月下美人に見惚れながら、先日お世話になった農家さんの事を思い出していた。農家さんはドラゴンフルーツを栽培している方で月下美人の事を教えてくれた人だった。その時、農家さんは私にもう一つ教えてくれたことがあったの思い出した。
 
それは宮古の方言である。「あららがま」という言葉だが、この言葉の意味は宮古島の人の精神を表すとっても重要な言葉らしい。
 「あららがま」とは、ボクシング選手がぼろぼろになって倒れても、負けてたまるかと根性と気合で立ち上がる際に「あららがま」と言って立ちがる掛け声的なものでもあり、その精神を表しているのである。いわば不屈の精神である。
 
この言葉が生まれたのは、この島の厳しい自然環境が背景にある。毎年のようにやってくる台風は何もかも吹っ飛ばしてしまうほど強力である。ほとんどが農業を主体としているこの島では、台風による被害は甚大かつ深刻である。

しかし、宮古の人々はそんな困難にあっても負けてたまるか、「あららがま」と言って生きてきた。それが故に、「あららがま」は宮古の人々の精神に繋がっている。

 
月下美人を見ながら、「あららがま」という言葉をかみ締めていた。


帰り道、相変わらず自転車のライトは点かないが、そのお陰か、こんなにも月明かりがこんなにも明るいのかと気づかされた。
遅寝はなんの得もないというけど、今日に限っては、そうでもなかったようである。

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Author:ゴンベイ
ド~レ~ミ~ってちゃんと歌っているつもりなのに、人からは音外れてるよって言われるんだよね。トントントンってちゃんとリズムを刻んでるって思うだけど、人からは段々早くなっているよって言われるんだよね。でもメロディーもリズムも人それぞれ違うもんだと思うから、人と合わせて調和をとることが大切。そんな私のハーモニー、このブログで奏でていきたいと思う。

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