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2017-05

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京水菜という野菜 - 2016.11.19 Sat

滴る汗を手で拭いながら、種をまく機械の調整をしている。普段よりも、0.5cm種に土をかける量を変えるために。


本当に自分の仮説があっているのか。
間違って失敗してしまったらと、後の事を考えると、やっぱりやめようかと思ってしまう。

いつもと違う事をして、失敗してしまうリスクを恐れているのだ。
農業にとって発芽は命だ。発芽がしなければ何も始まらないのだから。
だからこそ、いつもと違う事をするのに、腰が重くなるのだ。


しかし、それでは、何も変わらない、京水菜の運命は変わらないのだ。


と、意を決して、まいたのだった。




一列だけ、、、


やっぱ、怖かったので一列だけにしました、はい。




しかし結果は予想を反して、、、、

メッチャいいじゃないですかぁー

京水菜6列撒いたうちの、土の量を変えた所だけ、綺麗に発芽している、発芽してるじゃないですか。
あー写真とっときゃよかったってぐらい、一目瞭然に発芽率がちがう。
学生が校庭でクラスごとに、整列してるかのように綺麗に一直線、生え揃ってるのだ。


という事で、次の場所では、半々でまくと、、、


これも一目瞭然。0.5cm違うだけなのに。


発芽が早くなったという理由は単純だ。
芽を出そうとしている種にとっては、上にのっている土の量が少なければ、それだけで発芽が早くなるのだ。

そして、水の欲しい京水菜君にとって、早く発芽する事によって、表面の土が乾く前に発芽して、大きくなる。
だから、遅く発芽した水菜は水を吸えず枯れてしまうという事を防ぐ事が出来るようになった。

それと、もう一つ。
温度、陽の光、その時の土の状態や前作、そういった色んな要因に左右されて、水菜は発芽したり、しなかったりしたのではないだろうか。最初は水が原因だと思っていたが、それは、発芽を左右する、いち要因 にすぎなかったのだと思う。
そして0.5cmという土の量を変える事によって、色々な発芽を阻害する要因に左右されにくくなったのではないのかと

種、そのものの力もあるがこれは今後も観察していきたいとおもう。












現在、京水菜君は、新しい地位を得た。
窓際族でリストラ候補の京水菜君だったが、今の彼はいつでも発芽する。
そんな京水菜君を畑で見ると、その立ち姿に雄々しさを感じる。

発芽率がいいという事は、その後の栽培管理で、ポカしなければ、ある程度の収量を見込めるのだ。
という事は、需要と供給に見合った播種計画をたてられる。


仕事が少ない時は多く、多い時は少なく。値段が安い時期は少なく、高い時期は多くと調整役になるもだ。
そして、確実に注文に答えられるのだから、京水菜の販売担当者として、出せるかな、出せないかと気をモヤモヤさせずにストレスレスになるのも大きなメリットである。


そして、発芽率がいいという事は、本来チャレンジしたかった事にチャレンジできるのだ。

これぞ、一級品と言われるように
黄色い葉や泥を落とす調整作業と袋に詰める作業を短縮するために

品質向上である。



そのためには、観察、観察、もっと京水菜の生育を観察である。
今年いっぱいは観察である。






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ヒントはどこに転がっているかわからない。 - 2016.10.18 Tue

「発芽せんのかい」


よしもと新喜劇のスッチー&吉田のネタだが。
乳首に棒でドリルされると思って、されずに、ツッコミの吉田が「せんのかい」とい突っ込んでいるのだが
まさにその心境である。

リンク

振り出しに戻ってしまったのだが。
今回はなぜ、水菜が発芽しなかっのか全くわからないのだ。

二度目の水をあげるタイミングもバッチリだったのに。
圃場も農園の中ではかなり優秀な圃場で、元々、野菜の発芽も育ちもいい畑なのだ。
季節は8月の半ば、この三日後にまいた、水菜の発芽はよかったのに。しかも同じ圃場である。


謎は深まるかりである。


そんな時、とある事件がおきた。
発芽に関して、超優秀なシラ菜先輩が急遽入荷できなくなったのだ。

シラ菜先輩は、京水菜君が発芽が悪くても、必ず発芽する。
他の野菜が発芽が悪くても、シラ菜先輩だけは必ず発芽する、発芽のエキスパートなのだ。

しかし、種のメーカーがシラ菜先輩の生産に失敗し、年内の種の販売ができなくなりましたと連絡が来たのだ。

おいおい、ちょっと待ってくれ、まだ8月だよ、こちらにも在庫はもうそんなにないのだから~

もう「うおー」って叫びたくなりますよね。

ちなみに、僕は、ものを作るのが、小さい頃から好きだった。
粘土やガンダム、レゴブロック、ダンボールやペットボトルで何かしら作っていたきがする。学生時代はイベントやグループをつくったり、大道具だったり、チョット形が変わったが、基本作るというのが好きだった。
だからこの仕事に就いたのかもしれないが。
しかし、そのものつくり好きがアダをなす時がある。
うまくできないと、嫌になってしまうのだ。

子供の頃の粘土なら、うまくいかないなら、壊して、もう一度作り直せばいいのだが
しかし農業はそうはいかない。

種を植えたら、収穫まで責任を持たなくてはいけないのだ。
なので、発芽がうまくいかない畑を見ると、 もうそれだけで、テンションが下がる。
もう一度まきなおしたい。

でもやり直しが効かないのが農業で、また次の機会になってしまう。
だから、うまくいくと思ってた水菜の発芽が不調に終わるのだから、叫ぶしかないのだ。
ましてや、種がないなんて状況はもっとやってられないのだ、これも叫ぶしかない。





しかし、叫んでいても、何にもならないので、、、
ポストシラ菜に変わる、別の品種のシラ菜を探す事にしたのだ。

早速、タネ屋さんに連絡をとって、比較的シラ菜先輩に似た種を持ってきてもらいました。

持ってきてくれたのは3種類の種。
どのようなシラ菜なのか、とりあえず、 まだ少し残っているシラ菜先輩の横に少しずつ、手で種をまいたのだ。

すると、シラ菜~ずはシラ菜先輩のように見事に発芽したのだ。
流石、シラ菜一族、お前らはやはり発芽のエキスパートだったのだな。


だが、ちょっとだけ、違う事があったのだ。
シラ菜先輩よりもシラ菜~ずの方が発芽が早かったのだ。

その違いは、種をぶせる土の量によるのだ
シラ菜先輩は、シーダー(土に分解してしまう、紐の中に、タネが均一に入っているのものがシーダー。世の中の農家さんはハウスで、葉物野菜を作るとき必ずこのシーダーを使っている。なので、基本、手で種はまきません)
で種をまいているので、種にかける土の量も均等にかけられるのだ。

対してシラ菜~ずは手でまいているので、種にかぶせる土が、シーダーでかけるよりも少なくなっているのだ。(僕自身が手でまいているので、シーダーよりも少ないのに後々気づいたから)


その事に気付いた時、京水菜君への土の量を変えたら、発芽が速度がかわるのではないかと思い立ったのだった。








発芽せよ京水菜 - 2016.10.13 Thu

水菜がうまく発芽しない。


という事は、何かしら、問題があるからなのである。

それは、種の質が悪いのか、土が悪いのか、はたまた、種をまく人間が悪いのか。


後者でない事を祈るが。


まずは、その原因を突き止める事から始めるのだが、方法はただただ観察だけなのである。

うまく発芽した時、一体何が良かったのか、観察してみる。

うまく発芽しなかった時、一体何が悪かったのか、観察してみる。


そんなんを繰り返していると、段々見えてくるのだ。
発芽をしない理由が、、、


そして、1年とちょっとたった時に、一つの仮説を立てる事が出来たのだ。

俺「京水菜君、君は水がすきだろう」

京水菜「はい、好きですよ、名前に水が付いてるぐらいですから」


そんな会話をする事が出来たような気がする。
京水菜には水が必要なのだ。


毎回、7種類の野菜を同じハウスに撒いて、一緒に管理をしているのだが、それぞれ、性質が違うのに、同じ管理方法をしていたのだ。

そうすると、他の野菜にとっては十分に足りているのに、京水菜君には水が足りなかったのだと。


なので、発芽しない、または発芽直後は弱々しく、折角発芽したのに水が足りなくて枯れてしまったのだ。
今、考えると、違う野菜を、同じように管理するやり方自体が元々間違っていたのだ。それぞれに特徴があるのだから


という事で京水菜君へは多めの水をやる事にしたのだ。


しかっかり芽ををだせ水菜の種~ 出ないとハサミでちょんぎるぞ♬

そして、しっかり芽が出ました~
俺「ヨッシャーー」

仮説が当たりました。


2回目
しかっかり芽ををだせ水菜の種~ 出ないとハサミでちょんぎるぞ♬

そして、しっかり芽が出ました~
俺「ヨッシャーー」


水菜だけ、多めに水を出すタイミングや量がわかってきたぞ。


何回かやっていると

しかっかり芽ををだせ水菜の種~ 出ないとハサミでちょんぎるぞ♬

そして、しっかり芽が出ない、、、
俺「なんでだ?」


振り出しに戻ったのだった。

(京水菜、リストラまでのカウントダウンが始まった瞬間であった。







何事も発芽が肝心 - 2016.10.08 Sat

ハウスの葉物作りを任せれてから、1年と半年以上経つ

最初の一年目は、もう作業を覚えるのでいっぱいいっぱいであった。
なので2年目になってから、去年よりも良くしようという目的で栽培に励んでるのだ。


さて、そこで、7種類栽培している品目の中で京水菜の話をしたいと思う。


うちの農園のなかでも、数少ない、市場出荷している品目だ。

なので、水菜の価格は市況に左右されるので、高い時だと1束120円だったりするのだが、低い時は40円なんて時もある。
まぁ、基本は安いし、高い時は栽培が難しく、ほとんど出せないので、農園の品目の中でも、足を引っ張っている品目なのだ。


そして、農業には調整という作業があるのだが(福井ではどうやら修理と呼ぶようで収穫してきた野菜の泥を落としたり、黄色い葉っぱを落として、綺麗にする作業の事)

京水菜はその調整に時間がかかってしまうので、価格面プラス作業面もあまり良くないのだ。

うちのベビーリーフがエリート社員とすれば、京水菜は窓際族、今にも首を切られてしょうがないポジションにいるのだ。


哀れな京水菜なのである。
しかし、こちらも食っていくためには、しょうがないのだ、お荷物の野菜社員達は切らなくてはいけないのだ。

すでに、僕自身、農園で一番と言っていいほど好きだったサラダ春菊は、もう農園の畑にはいないのだから。
サラダ春菊については、また、さらばサラダ春菊編でも書こうと思うので、そちらで詳しく書こうとおもいます。


そんな京水菜ではあるが、彼は実は非常に使い勝手のいいやさいなのだ。

サラダに水菜~

お鍋に水菜~

おひたしに水菜~

そして、最近はまっているのだが 、炒め物に水菜~
炒めた仕上げに、刻んだ水菜を混ぜて、余熱で、葉がしんなりしたら出来上がり。
野菜の少ないお肉の炒めもにはオススメですね。緑が入ると彩りもいいし、またシャキシャキ感がたまらない。


という事で、市場出荷ではない、別の販売チャンネル。
直接やりとりのレストランさんの方々に地味に人気なのだ。

直接、シェフの方々にお話を聞くと、いやー水菜は使い勝手がいいんだよね。

と水菜の存在価値がグンと伸びる、お言葉を頂けたのだ。
京水菜君、君にはまだまだ、可能性がある。福井の市場では雑魚扱いされているが、東京のレストランでは君は必要とされているのだ。僕と一緒にこの農園たやで頑張ろうじゃないか。



という事で、京水菜、存在価値向上UPプロジェクトを行う事になったのだ。

さてまずは整理しよう、京水菜を


市場向けに作るのではなく、レストランさん向けに作る。

作業面ではどうしても時間がかかってしまうので、ここは収穫量で解決しよう。
ひとカゴに山盛りに収穫してくると、だいたい3人で1時間半ぐらい時間がかかるので注文で必要な量だけ収穫すればいいのだ。


そうなると、生産量を調整しなくてはいけなくなるのだが、そこが問題である。

実はこの京水菜、発芽率がめちゃめちゃ悪いのだ。
いや、いい時はいいのだが、悪い時は悪いと言った方がいいだろう。

なので、その発芽率が悪いのをカバーするために他の野菜達より多めに種をまいている。
だから、発芽が良いと収穫量が増えて、悪い時は、注文に応えられなくてヒイヒイ言っているのだ。

そんな不安定な野菜だから、収穫量を調整するのは非常に困難~

だけど、逆をいえば、この発芽率を良くする事が出来たら、京水菜の存在価値はグンと上がるのではないだろうか。


そう、発芽率さえあげられれば


よし、それじゃあ発芽させてやろうじゃないか。







オリンピックも素晴らしかったが農業だって素晴らしい - 2016.09.16 Fri

水をやらないべきか、いややるべきか。



野菜の種が発芽してから、もう一度水をあげるのだが、そのタイミングは土の状態と野菜の状態、そして天気を見て決める。

土を見ると表面がとても乾いているように見えるので水を上げたくなるのだが、実は意外と土に水分があったりする。
土を少し掘ってあげるとわかったりするのだ。

しかし、それでもわからない時は野菜の状態をみるのだ。

これを僕は野菜との「対話」と呼んでいる。
野菜が僕に話しかけてくるのだ。

野菜「みっ水をくれー 頼む― あついー」

俺「まっかせないさい♬ 水を♪」


みたいな、、、、、、


まぁ、葉の色を見ると、だいたいどういう状態かわかるだけなんですけどね。

その二点を見て、確実に水をあげなければいけない状態とわかっているのに

最後の肝心の天気がわからないのだ。



スマホで天気予報を見ながら、どっちにすべきか決断に迷っている。
9月の天気というものは、台風の影響により、天気がコロコロ変わるからだ。

昨日まで雨予報だったのに、今日になったら晴れ。
晴れだったのに雨、そんな状態だ。

まだまだ、暑い時期だから、水をあげてずっと雨が続けば、蒸れて病気で枯れるし
水をあげないで、晴れが続けば、水が足りなくて大きくならなかったり。


判断を誤れば収量が落ちてしまうから、最善の手を尽くしたい。


しかし、頼みの天気予報はあてにならないのだ。
しかしどちらか選択しなければならないのだから迷いに迷っているのだ。

もはや農業は博打ある

丁がでるか半がでるか




そして、僕は 水を出すという決断を下し

雨という現実に打ちのめされてしまったのだ。




久々に更新、そして、久々に続きものです。

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Author:ゴンベイ
ド~レ~ミ~ってちゃんと歌っているつもりなのに、人からは音外れてるよって言われるんだよね。トントントンってちゃんとリズムを刻んでるって思うだけど、人からは段々早くなっているよって言われるんだよね。でもメロディーもリズムも人それぞれ違うもんだと思うから、人と合わせて調和をとることが大切。そんな私のハーモニー、このブログで奏でていきたいと思う。

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