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2013-12

クスワントという男 - 2013.12.26 Thu

農園には、日本にきて3年目の男がいる。

彼はクスワントいい、インドネシア、ジャワ島のランチャカロン村の出身である。

身長は僕と同じぐらいだけど、少し太り気味である。
彼は曰く、日本にきてかなり痩せたそうだが。

そんなクスワント、日本での3年間の集大成のために地元の農林高校でクローブに関して発表する事になっている。
そして、僕はそんな彼の発表の日本語面のお手伝いをしてるのだが、これがなかなか大変。

仕事が終わってから、二人でガストに行って何時間も二人で発表の準備をしてるのだ。

そんな発表の準備がひと段落した頃、なぜか彼は自分が日本に来た話をしてきたのだ。
いつも彼とは一緒に仕事をしているが、バカな話ぐらいしかしてないから、突然どうしたのだろうと不思議に思ったのだが、妙に熱心に話し始めるので、じっくり話を聞いてみるのだった。



クスワントは高校を卒業後、国の仕事についていたそうだ。肥料を各村に送るため、その計算をしたりとか、日本でいう農業普及員みたいな仕事らしい。
そして週末は、地元の環境を守るNGOに参加していたそうだ。
そして、そして、大学にもいちを通っていたみたいで、農学の勉強をしていた。

そんな仕事とNGOと大学の日々を過ごしていたとき、クスワントは思ったらしい。
自分で農業をしたいと。
(この思った事は実はもっと深い事を思ったのだろうが、彼の口からはやりたいという言葉しか出てこなかった、たぶん彼の日本語力では表現することができなかった事だと思うが、気持ちは伝わるがここがやっぱり言葉の壁を感じてしまうところである。僕にもっと聞く力があればと思うところではあるが)

そんな彼が農園の研修プロジェクトに参加する事になったのだが、ここでもう一つ彼がここに来るにあたって語らなくてはならないエピソードが一つある。

それは彼の家族だ。
実はクスワントの母親は日本に来る前に亡くなっているのだ。
時折、自分のお母さんの話をする事があるが、小さい子供が、お母さんを探しして泣き叫ぶような切なさを彼の言葉から感じてしまう。

本当にお母さんが好きだったんだな~と

そして、それに勝るとも劣らず、クスワントは残されたお父さんの事を思っているのである。
彼のお父さんは、農業をしていたのだが、ある日突然、作物が全滅してしまったのだ。
その時に、無理して働いたせいで、体を壊してしまったそうだ。

それから彼のお父さんはびっこを引くようになってしまい、以前のように働く事ができなくなってしまったのだ。
そんなお父さんを置いて日本に来るのをクスワントは実は躊躇ったのである。しかもそのお父さんの支えである母親も亡くなっているのだから。

しかし、そんなクスワントに彼のお父さんは行ってこいと彼の日本行きを後押ししてくれたのである。
そして、体だけは気をつけろと。

クスワントは寒くなると子供の時から咳がでるそうだ。(インドネシアは寒いのか、実はそうではなく、インドネシアでは朝起きたらまずはシャワーをするそうなのだが、その時体が冷えてそれで咳がでていたそうだ。)
その事を知っているお父さんはインドネシアより寒い日本に行くのだからその事だけが心配であったそうだ。

彼の親の事を思う気持ちもさることながら親の子を思う気持ちはそれよりも勝のであろう。

そんなお父さんを置いてきた、彼のモチベーションは、もうここでは書かなくても分かっていただけるでしょう。


そして、後数ヶ月で、クスワントはインドネシアに帰る。
だからだろうか、彼は僕に自分の研究発表が大詰めになった今、自分の今までを振り返り僕にこんな話をしたのだろうか。

もちろん、帰った後にこんな事をしたいと、夢も話してくれた。
それは、彼が帰って成功してから、ここでも書きたいものだ。


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ギタ-にハマってる、いやハマりすぎている。 - 2013.12.02 Mon

以前のエントリーで新しいギターを買うことを書いたが、あれからはや2ヶ月がたった。

その間に、名古屋で2件、大阪で3件、福井で2件のギターショッププラス3件のリサイクルショップに脚を運んだのである。

その間、14本のギターを試し弾きしたのだが、弾けば弾くほどアコースティックギターの奥の深さの虜になっていくのである。

メーカー一つとっても音が違い、そこにギターに使われている木材の種類やらボディータイプの違いからも音が全然変わってくるのだ。

ギターの音を決める要素が多様にあるから、調べれば調べるほど、底なし沼に脚を突っ込んで抜け出せなくなるように、どっぷりとギターにはまってしまっているのである。
暇さえあれば、いや無理にでも時間を作って、ギター愛好家のBLOGを読んだり、インターネットサイトでギター情報を貪るように集めるのである。

だからここ最近、人と喋っていない時は常にギターの事しか考えていない始末である。
悪い癖がでてきてしまったのである。

しかし、ふと思ったのだが、なぜ、自分はここまでギターにハマるのであろうかという事である。
最初は、自分の相棒が欲しいなと軽く思ったのだが、決して高くない値段である。来年のワールドカップを見るためにテレビがないので大型テレビを買おうと思っていたのだが、それは諦めてテレビの予算をギターに当てるぐらいの値段だ。だから、そう簡単に選ぶ事ができないので、色々と調べて、弾き比べをしたうえで気に入ったものを買いたいのである。

そのために、色々調べるのだが、それが、なにより楽しいのである。このメーカーはどんな音がするのかな、この木材はどうかなとか、ワクワクするのだ。
そして、実際に調べたギターの音色を聞くのがまた楽しい。

むしろ、今はギターを買うためにギターを調べてるというよりも、このギターはどんな音がするのだろうという事に思いを馳せるのが楽しいのだ。いや楽しすぎなのだ。
もし僕が東京に住んでいたら、毎日どれくらいのギターショップに脚を運んでいるかわからない。
ああ、東京にいる間にギターにはまっておけば良かったとかなり後悔するのであるが、それは年末に帰った時に存分に楽しむとしよう。

という事で、今現在、私はギターを弾く事が趣味ではなく、色んなギターの音色はどんなものか知ることが、どうやら趣味になってきてしまっているようなのだ。

しかし、ギターにはまりすぎるのも危険である。
ギターの中には車が買えるぐらいのものがあるぐらいだからだ。
ちなみに、数年後には、車を買いかえようと考えているのだが、この勢いだと、車を買う事をやめて、めちゃくちゃ高いギターを買ってしまいそうなので。

そこには、どうにか自制心をフルに発揮して、当初の予定の15万の予算でどうにか抑えようと思うのである。


えっ!?
15万は高いって!?

いやいや、ギターじゃこの値段はまだまだお安いほうですよ~





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ゴンベイ

Author:ゴンベイ
ド~レ~ミ~ってちゃんと歌っているつもりなのに、人からは音外れてるよって言われるんだよね。トントントンってちゃんとリズムを刻んでるって思うだけど、人からは段々早くなっているよって言われるんだよね。でもメロディーもリズムも人それぞれ違うもんだと思うから、人と合わせて調和をとることが大切。そんな私のハーモニー、このブログで奏でていきたいと思う。

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