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破戒 - 2011.10.20 Thu

ちょっとボリビアとはあんまり関係ない話である。


ここに来てから、日本語の本は読む事はできないだろうと諦めて来たのだ。
しかし、その予想に反して、先輩隊員の置いていった本が、山ほどあるではないか、なんとありがたい事だ。ボランティアに来る前には、日本語の本は手に入らないから活字欠乏症になるということを聞いていたのだが、僕の場合は本に困る事がないのである。

趣味の一つが読書という私にとってはとてもありがたい事である。
なので、ラパスのに上がった時には持てるだけ本を持ってクラワラに帰るのだ。


しかし、最近は活字欠乏症になりかけているのである。

前回のブログで紹介したように、今はクラワラから出れないのである。
なので、持ってきた本は読み尽くしてしまったのだ。


一カ月以上本を読んでないと流石に息が詰まる思いだ。
同じ本でもいいから、もう一度読んでみようかと、段ボールで急ごしらえした本棚を漁っていると、去年読みかけのままの本が見つかったのである。


島崎藤村の「破戒」という本だ。
確か去年の今頃、なんか他のジャンルに挑戦してみようと思って読み始めたのだが、あまり面白くなくて、途中でやめてしまったのだ。

なぜなら、内容が暗い。そして題材が穢多についてだからなんかあんまりイメージもつかないのである。

しかし、他に読む本も無かったので「破戒」を手に取ったのであった。
途中から読み直し始めたのだが、以外と内容は覚えていた。
そして、読み直した所から、話は盛り上がっていったのだった。

そして、ページをめくる手が止まらない。
夜も遅いのに、読み切らなければ気が済まなくなってしまったのだ。


そして、クライマックス、僕は泣いていたのだ。
本で感動するなんて初めての事である。

場面は主人公が自分が穢多だという事を告白する所だ。

今まで読んでいてあまり面白くないなと思っていた、主人公が穢多であるという事を隠し、またその事に悩んでる場面。それが穢多と告白する時に全てが生きてくるのだ。

そういつの間にか、読者である自分は主人公の感情にその苦悩に、本を読み進める事によってその主人公の気持ちに知らず知らず近づいていたのだ。

そして、その辛さが共感できるからこそ、僕自身涙を流したのだ。
いや、別に共感するものを僕自身が持っていたわけではない、藤村の筆の腕が、主人公の境遇へと読者である僕を連れていったのである。またその藤村の文章力にも驚嘆である。

なんと素晴らしい作品であろう。あまりにも感動したから、つい誰かに話したくてブログに書いてしまった。

「破戒」いい本に出くわしのであった。興味のある方は是非読んでみてください。
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ド~レ~ミ~ってちゃんと歌っているつもりなのに、人からは音外れてるよって言われるんだよね。トントントンってちゃんとリズムを刻んでるって思うだけど、人からは段々早くなっているよって言われるんだよね。でもメロディーもリズムも人それぞれ違うもんだと思うから、人と合わせて調和をとることが大切。そんな私のハーモニー、このブログで奏でていきたいと思う。

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