topimage

2017-10

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アンポンタン - 2014.10.21 Tue

高校の時、僕は世界史の先生の授業が好きだった。



授業の説明が上手とかそういう訳ではなかったが、その授業に関わる時に話してくれる余談が面白かったからだ。
なので、授業中のテストに出るよ、という所はたいして聞いていなかったのに、その余談だけは、いつも楽しみに聞いていたのだ。

そんな中で、アンポンタンという言葉の由来の話をしてくれた。
掻い摘んで言うと、船長さんが日本人、船員はインドネシア人で、上下関係が日本人が上であったそうだ。

なので、言葉が通じなくて見当違いの事をするインドネシア人に対して、日本人が叩いて怒ってる、という事が度々あった。
そして、その度に、インドネシア人は「ごめんなさい、ごめんなさい」と母国語で謝ったていたそうだ。

その言葉が日本人の耳にはアンポンタンと聞こえた。だから日本人に怒られて「ごめんなさい」と日本人にはアンポンタン、アンポンタンばかり聞こえるから、へまばかりして、アホな事をする奴はアンポンタンと言う言葉が出来上がったそうだ。


そんな内容を、僕は大学生になり、自慢げに話していた。
みんなアンポンタンの語源はインドネシア語のごめんなさいなんだよと~
そしてその時、丁度、インドネシア語を勉強をしてる友達がいたから、そうでしょうと、同意を求めたらその答えは思っていたものと違ったのだ。

「え、インドネシア語でごめんなさいは、マアップだよ」と

先生ーーーー!?
と叫びたくなるぐらい、動揺して、先生に裏切られた思いと、皆の前で恥をかいた恥ずかしさで硬直したのだった。
その場では、じゃぁ高校の先生が嘘ついていたんだね~と、全て先生のせいにして逃げたが、あんなに面白かった話が嘘だったのかと思うと、僕の高校時代のあのワクワクした純情な心を返せてとなんとも言えない気持ちだけが残ったのだった。

そんな苦い思い出から数年、農園のインドネシア人の子から、急にアンポンタンという言葉の意味を聴かれたのだ。
あの日から、アンポンタンという言葉なんて、嫌でも使わなかったのだが、彼からの質問に、そんな事を思い出しつつ、その意味を答えたのだった。

そこで、ふと思って、「ごめんなさい」という言葉のインドネシア語の意味を聞いたのだ、いや、彼らの民族語、スダン語のごめんなさいの意味を。なぜなら、インドネシアには沢山の民族がいるから、もしかしたら他の民族の言葉であったのかもと思って。

そして、「ハーポンタン」とその子は答えたのだった。

お前らか、アンポンタンは~
失敬、君らの民族の言葉が語源だったのかと。
ちなみに、「ハー」は丁寧な言葉、日本でいう「お」に相当する言葉らしい、そして「ポンタン」が軽い感じのごめんという言葉だそうだ。


それにしてもこんなに近くに、僕の苦い思い出を払拭してくれる答えがあったとは。
10年ぐらいして、高校の先生が正しかったのかと証明された。


ごめんなさい先生、僕は先生を嘘つきだと思っていました。
「アンポンタン」




スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://uguisuflyflyfly.blog111.fc2.com/tb.php/339-05fa4003
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

タンジュサリ農林高校一団来園 «  | BLOG TOP |  » トマトジュース飲み比べ

プロフィール

ゴンベイ

Author:ゴンベイ
ド~レ~ミ~ってちゃんと歌っているつもりなのに、人からは音外れてるよって言われるんだよね。トントントンってちゃんとリズムを刻んでるって思うだけど、人からは段々早くなっているよって言われるんだよね。でもメロディーもリズムも人それぞれ違うもんだと思うから、人と合わせて調和をとることが大切。そんな私のハーモニー、このブログで奏でていきたいと思う。

フリーエリア

サウンドハウス

最新記事

カテゴリ

未分類 (3)
日記 (41)
旅 (1)
活動 (5)
ボリビア (215)
プロフィール (2)
食べ物 (3)
農業 (8)
僕とインドネシア人 (16)
音楽 (31)
ブログの紹介 (4)
野菜 (10)
一生もののギター探し (11)
グワナコ戦争 (28)
スタディーツアー (18)
レシピ (8)
ベジラボ (5)
標高4000mに挑むまで (14)
ちょっと高いところからの景色を見てみたい (0)
京水菜 (5)
ミニチンゲンサイ (4)
トウモロコシ (0)

FC2カウンター

アーカイブでクラウド

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。