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2017-04

参加メンバーから教えられた事。 - 2015.02.12 Thu

話は、ランチャカロン村での出来事から前後するが、今回一緒に参加した、3名の人達から教えてもらったことを紹介したいと思う。



今回の通訳兼日程の調整を担当し、インドネシア研修生を一期生から知っている、我らが頼れる「耕志の会」の顧問、
おぐにんから教えてもらった事である。

彼女はその堪能なインドネシア語から、僕らがしゃべる事のできない、農林高校の先生や色んなインドネシアの人達との話を教えてくれたのだ。

その一つで、とても印象的であったものがある。

研修生を送り出している周りの人たちは、帰国後の研修生に期待していることがあった。
それは、日本の技術を学び、それを導入して営農または、その学んだものを活かしてほしいと思っていたそうだ。

だから、周りの人達は日本の技術を学ばせたいから、研修生をもっと送りたいのだと言っていた。
しかし、そんな研修生を送りだしている周りの人々の考えは、毎年帰ってくる、卒業生達の姿を見て変わっていったのだ。

彼らが得て来たものは、日本の技術という物ではなかった。なぜなら日本の技術を持ち帰った所で、彼らの農業に適していない物ばかりであるからだ。
ただ、そんな彼らが得て来た物は日本の技術よりももっと重要なものだった。
視野が広がる、違った視点で物事が見れる。そういった能力を身に付けて帰って来たのだ。

そして、そんな他とは違う考えで物事を見れる研修生達が、しっかりと、地元に戻って営農や仕事に勤しんでいる姿を見ているから、彼らを送り出した人達も考えがかわったのだろう。日本に研修に来る本当に大切な意味に。

そして、研修生を送り出していた当初は、日本の農業技術を学ばせる為に研修生を送りたいという意見から、日本に行くことで広い視野が得た子達を育てたいという想いから研修生を送り出したいと変わっていったのだと。

それをおぐにんから教えてもらった時、このプログラムを始めた「耕志の会」代表の事を思い出していた。
最初に、僕自身がこの会に入る時に、代表が言っていた言葉だ。

このプログラムを通して、考える農民を作りたいと。
代表も青年海外協力隊の出身で3年の任期の間に色々な事を考えてきたのだと思う。
そこからその地域の発展に必要なのは、外国人の隊員では無く、技術でもなく、お金でもない、その地域を本当に良くしたいと思う、青年の育成なのだと。

それが考える農民なのだと。

だからこそ、代表が妥協せず、諦めず、厳しく研修生に指導してきたその報いが、実りつつある事を知り、大変嬉しく感じたのであった。


次は、今回、団長として参加してくれた我らが農園の親方の話である。
スタディーツアー最終日に二人でゆっくり話す機会があったのだが、その時に、僕から一つ質問を投げかけてみたのだ。
これは研修生だけに関わる話ではないく、僕ら日本人スタッフを含めての話である。

研修生は言葉ができない事から、僕らスタッフは経験不足から、親方を怒らせる事が多々、いや毎日あるのだ。
正直、親方はおっかない、みんな怒られないようにといつも必死である。
ただ、逆を返せば、親方はこんな僕らを受け入れて、いつも怒らせ、嫌な思いをさせているのではないのかと思っていたのだ。外国人研修生を農業素人のスタッフを受け入れなければ、そんな嫌な思いをしなくて済むのではないのかと。

そこで、おっかないが、今聞かなくていつ聞くの今でしょと、お酒に酔った勢いで質問してみたのだ。

そして、返ってきた答えは意外なものであった。

「俺は楽しい」

というものであった。
仕事に対しては、色々と言うし、怒るがそれは俺が仕事に対して非常に厳しいからだ。それはそれ
しかし、若い連中がうちに来て、成長していく姿を見るの楽しいし、君たちがうちに来てくれた事が嬉しいという事を教えてくれた。

そして、もっと君たちには学んでほしい、俺は聞かれなければ教えてやることができないから、もっと質問してほしいと。

今まで僕は寡黙に仕事に勤める親方に対して、またいつも一緒に働いているのに、その思いや考えを聴くことをできずにいたのだ。いかに自分が怒られないように、いかに研修生が怒られないように、気を付ける事ばかりに目が向いていたのだ。

でも、その親方の本当の思いを聴くことで、親方の僕らへの深い思いがある事に気づけたのだ。
怒るも愛情、その愛情に気づく事ができたのは、このスタディーツアーに参加したもう一つの大事な気づきであった。


最後に農園たや~ず(仮)のメンバーであり、農園のパートさん、A型ぽくないA型さん(長いので以下A型さんで)から教えてもらった事である。

それは、インドネシアスタディーツアーに出発する数日前の事である。
卒業生のために農園の皆からメッセージビデオを撮ろうとのことだった。

もう出発も近し、今から撮影かと少し面倒くさい思いがあり、しぶしぶ撮影を開始したのだが、撮影を始め初めてふと気づいたのである。

僕って自分の今のこの気持ちに何か変えるきっかけが欲しいから、または企画側として、しっかりしたツアーにしなくてはという気持ちばかり先行して、これから会いに行く卒業生の事を考えていない事に気づいた。
自分よがりの考えで僕は動いていたのだ。

しかし、A型さんは違った。
卒業生に会いに行くのだから、彼らが喜ぶであろう、農園のみんなのメッセージを撮ろうと提案したり、ツアー中では今度は農園のみんなのために、卒業生のメッセージビデオを撮ろうと提案してくれた。

その他にもA型さんのツアー中でのその端々の行動から、人への思いやりの行動が見て取れたのだ。

正直、僕は鈍器で頭を殴られたような衝撃をうけた。
一番大切な事を忘れていたからだ。仕事をスムーズにする、授業をより良いものにする。
そしてそれができなくて困っている。だからそれを改善するため、または自分のモチベーションを上げるために、ツアーに参加した、自分の一人よがりな思考に。

そう簡単に会う事のできない卒業生に会いに行くのに、何してんだろう。
そして今いる研修生の子達に対しても自分よがりな考えで接していた。

そんな自分の至らない部分をA型さんの行動から教えてもらったのだった。




















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ド~レ~ミ~ってちゃんと歌っているつもりなのに、人からは音外れてるよって言われるんだよね。トントントンってちゃんとリズムを刻んでるって思うだけど、人からは段々早くなっているよって言われるんだよね。でもメロディーもリズムも人それぞれ違うもんだと思うから、人と合わせて調和をとることが大切。そんな私のハーモニー、このブログで奏でていきたいと思う。

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